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最低限知っておきたい!ウイルスと細菌の感染経路と予防方法について

現在、世界的に新型コロナウイルスが大流行(パンデミック)していますが、ウイルスと聞いただけで、何か怖いものだと思ってしまいがちではないでしょうか。またそんな方の中には、ウイルスと細菌が同じだと思っている方も多いように思います。確かにいざ「説明して!」と言われたら、一瞬固まってしまいますよね。。。

タコ

ウイルスや細菌は見えないし、聞いただけでもなんか怖いね!
必要以上に恐れる必要はないと思うし、基礎的な知識をきちんと学んで、予防などの対策をとることが重要ですね。

うえにー

そこで今回は、ウイルスと細菌の違いなどの基礎的な話しから、その感染経路や予防方法についてをご紹介していきたいと思います。では早速いきましょう!

ウイルスとは?

ウイルス

まずはウイルスから。ウイルスは、たとえ栄養や水があったとしても、細菌とは異なり、ウイルス単独では生存することができません。ウイルスは、自分自身で増殖する能力が無く、生きた細胞の中でしか増殖できませんので、人などの生物を宿主にして自己を複製することでのみ増殖します。

ウイルスが原因となる主な病気

  • コロナウイルス
  • ノロウイルス
  • インフルエンザウイルス
  • エボラ出血熱
  • デング熱
  • 肝炎
  • 麻疹(はしか)
  • HIVなど
豆知識
よく間違えやすいのが、インフルエンザ菌とインフルエンザウイルスです。これらは全く別の物なんです。ウイルスの存在が分かっていなかった19世紀後半に、インフルエンザ患者の痰(たん)から発見されたためその名が付いたそうです。

細菌とは?

細菌

細菌は、細胞核を持たない原核生物であり、通常、細胞の大きさが真核生物の細胞に比べて小さいです。細菌は、ウイルスとは違い、栄養があれば、自ら成長したり、増えたりすることもできます。ちなみに、細菌は英語でバクテリアと言います。

細菌が原因となる主な病気

  • コレラ
  • 結核
  • 梅毒(ばいどく)
  • 扁桃腺
  • 肺炎
  • 赤痢

ウイルスと細菌の違いを比較

ウイルスと細菌の違いを表で比較してみました。

ウイルス 細菌
細胞 ない ある
増殖 ひとや動物などの細胞の中で増える 細胞がなくても増える
核酸 DNAかRNA(リボ核酸)のどちらかしか持っていない DNAとRNAの両方を持っている

簡単に言えば、

  • 細胞=生物
  • ウイルス=非生物

ということです。

生物は「それ単体でも生きていける」という意味です。ウイルスは非生物で、自分でエネルギーをつくれないため、人間などの細胞に寄生してエネルギーを得る必要があります。

MEMO
細菌の大きさは通常1~10マイクロメートル(1000分の1~100分の1ミリ)程度ですが、ウイルスはそのさらに10分の1から100分の1のサイズとはるかに小さいのです。

感染経路は主に4つ!

ウイルスや菌の基礎知識がわかったところで、次は感染経路。感染経路は、主に4つあります。一つずつご紹介します。

飛沫(ひまつ)感染

感染した人が咳やくしゃみをすることで排泄する「ウイルス」や「菌」を含む飛沫が飛散し、これを健康な人が鼻や口から吸い込み、ウイルスや菌を含んだ飛沫が粘膜に接触することによって感染する経路のことです。

注意
ちなみに咳は1回で、約10万個のウイルスが約2m飛び、1回のくしゃみで、ウイルスが約3mも飛ぶと言われています。ですので、人と人との距離を気にしながら行動するようにしましょう。

接触感染

接触感染は例えば、感染者がくしゃみや咳を自分の手で押さえたとします。それをそのままの手で、電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなどに触れてウイルスや菌が物に付きます。それを別の人が触って、ウイルスや菌が手に付着し、その手で口は鼻を触って粘膜から感染することです。

空気感染

空気感染は、咳やくしゃみで飛んだ飛沫の水分が蒸発した後、病原体のみが長時間空気中を漂い、その空気を吸い込んだ人が感染することをいいます。

経口(けいこう)感染

病原体を含んだ食物や水分を経口で摂取することによって、病原体が消化管に達して感染が起きます。 食事の提供や食品の取扱いに関する通知等を踏まえた適切な衛生管理が必要となります。

予防方法

メディアのニュースや人のうわさなどで、ウイルスや菌に対して異常に恐れてしまうことがあると思います。意識することはもちろん大切だと思いますが、必要以上に考えてしまったり、不安になり、ただ単に恐れてしまうだけではなく、ウイルスや菌に対しての基礎知識を身に着け、予防することが大切だと思います。普段から下記の項目に気を付けて行動するようにしましょう。

手洗い、うがい

うがいと手洗い

普段生活していると様々なものに触れと思います。それは自分の手にもウイルスや菌が付着している可能性があるということです。外出先からの帰宅時や調理の前後などこまめに手を洗いましょう。また手洗いと合わせて、うがいも行いましょう。

バランスの良い食事、十分な睡眠

バランスの良い食事、十分な睡眠

普段から栄養バランスのよい食事と、十分な睡眠をとることで免疫力が高まります。積極的に取り組みましょう。

適度な運動

適度な運動

シンプルに適度な運動は免疫力をアップさせます。ただし、過度に運動してしまうとかえって免疫が低下するというデータも出ていますので、過度な運動は控えましょう。(出典:米サウスカロライナ大学の研究チームが発表した研究結果

空間を適度な湿度を保つこと。定期的な換気すること

適度な湿度と換気が大切です

まず第一に空気が乾燥すると、人の喉の粘膜の防御機能が低下します。さらにウイルスは湿度の高い状況では、仮に人がくしゃみをした場合は、ウイルスをまとった飛沫が重くてすぐに地面に落下しますが、湿度が40%以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、飛沫から水分が蒸発し、ウイルスが浮遊しやすくなります。なので、部屋の湿度は、40~60%の湿度が適切だと言われています。ぬれたタオル・洗濯物を干すことや加湿器などを使い、空間を適切な湿度に保ちましょう。

また、仮に家庭や職場でウイルスや菌が空気中を漂っていても、窓をあけたりして換気をすることで、その「濃度」を下げる分だけ感染リスクは減りますので、定期的に換気するようにしましょう。

咳エチケット

マスクでエチケット

外出するときなど、感染している恐れもあるので、ウイルスや菌をまき散らさないため、エチケットとしてマスクをしましょう。

ただマスクの網目の大きさは、10~100μm(マイクロメートル)ですが、細菌の大きさは1μm程度、ウイルス(インフルエンザ、コロナ等)に関しては0.1μmという大きさなので、マスクにそこまでの予防という効力はありません。また、マスクを通さず鼻の横などの大きな隙間からの流入には無防備なのです。(残念ですが。。。)

なので、あくまでも感染したときに、他の人にうつさないと意味ではマスクをする意味は大きいのではないでしょうか。

予防接種

予防接種

人の中に免疫を作って、病気を予防する助けとなるのが予防(ワクチン)接種です。例えば、流行前のインフルエンザなどには予防(ワクチン)接種が有効です。

ウイルスと細菌の感染経路と予防方法についてまとめ

メディアからの情報だけを受け取るだけでなく、自分から正しい情報を調べて身に着け、適切な行動をとることが大切だと思います。パンデミックな状況では、なにかと大変ではありますが、今できることから始めていきましょう!

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