日本の教育では、あまりお金について教えてくれませんが、この本を読むことで、自身の「お金」のリテラシー(※)をあげてくれます。それが今回ご紹介する「漫画:バビロン大富豪の教え~お金と幸せを生み出す五つの黄金法則~」です。※リテラシーとは、適切に理解、解釈し、活用する能力のことを表します。
漫画版で非常に読みやすく、理解しやすい内容になっているので、興味がある方は買って読んでみることをお勧めします。

「バビロン大富豪の教え」(原作:ジョージ・S・クレイソン)
Contents
バビロンとは?
バビロンとは、実際にあった紀元前18~6世紀の古代メソポタミア地域における主要な王国のことです。現在のイラクの首都であるバグダッドの南方約100キロのユーフラテス川両岸にあった古代都市の名前です。
2019年にはUNESCOの世界遺産にも登録されています。バビロニアとも呼ばれていますが、バビロニアは地域の名前で、バビロンはバビロニア地域にある都市の名前のことです。
本書では、その古代バビロニアから続くお金の増やし、お金に縛られず、充実した人生を送る「人類不変の知恵」を教えてくれています。そんな時代の粘土板から脈々と受け継がれてきたことだけでも、凄いことだと思います。
本書は1926年にアメリカで出版され、百年たった今でも、世界的に読まれいるのは、目先のお金を得るためのテクニックではなく、「お金に愛される知恵を身に付けること」や「働くことの大切さ」「人との付き合い方」など、時代を超えて通用する、人間が幸福になるための真理が書かれています。
バビロン大富豪の教えとは?
主な登場人物
主な登場人物は、武器職人の息子「バンシル」と、バビロンの大富豪「アルカト」の二人です。その主人公のバンシルの家はお金がなく貧乏で毎日働きづめの日々を過ごしていました。

武器職人の息子「バンシル」
そんなとき一つの疑問が頭に浮かびます。「貧乏とお金持ちの貧富の差はどうして生まれてくるのか?」
そこで実際のお金持ちに、お金持ちになる方法を知り合いのアルカドに聞きに行きます。

バビロンの大富豪「アルカド」
お金持ちとは?
アルカド
バンシル
アルカド
バンシル
アルカド
バンシル
アルカド
バンシル
アルカド
バンシル
アルカド
アルカドは「この約束を半年間守れたら、次の知識を教えよう」とバンシルに伝え、それ真面目に実行していきます。そして半年後、学びの殿堂で次の知識を教えてもらいます。
黄金に愛される七つ道具とは?
学びの殿堂でアルカドがバンシルを含めた、たくさんのバビロニアの市民に向けて講義をします。
アルカド
黄金に愛される七つの道具
1.まずはじめに収入の十分の一を貯金すること
2.欲望に優先順位をつけよ
3.貯めたお金を働かせよ
4.危険や天敵からお金を堅守せよ
5.より良きところに住め
6.今日から未来の生活に備えよ
7.自分こそ最大の資本にせよ
アルカド
バンシル
アルカド
試練
講義の数日後、アルカドはバンシルを呼び出します。
アルカド
バンシル
アルカド
バンシル
アルカド
バンシル
アルカド
バンシル
それからバンシルは旅に出かけます。
旅に出たのはいいものの、お金を増やすため、一攫千金の賭け事をしますが失敗し、そこからも真面目に働き、お金を貯金していきますがお金を盗まれ、ついには所持していたすべてのお金がなくなります。
「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則とは?
そして、ついに知恵の袋を開けるときがやってきたのです。知恵の袋の中身を見てみると、そこには粘土板が入っていました。そこには五つの黄金法則が記されていました。
「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
【法則1】
家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう
【法則2】
黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう
【法則3】
黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主は、黄金が離れることはないだろう
【法則4】
自分で理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう
【法則5】
非現実的な利益を出そうとしたり、諜略家の甘い誘惑の言葉にのったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう
そこで旅に出て失敗した経験が記されていました。バンシルは0からスタートすることを決意するのです。それからのバンシルは真面目に働きました。最低でも収入の一割は貯金に回していました。
するとその誠実さを見た同僚が話かけてきました。
同僚
今までの騙された経験があったバンシルは次にこのような質問を発した。
バンシル
同僚
バンシル
同僚
バンシル
同僚
証明
そして、その事業が成功し、そこから3年の月日が経ちました。バンシルはアルカドの元に戻ってきました。
バンシル
アルカド
バンシル
アルカド
ここからも話の続きはありますが、気になった方は実際に本を買って読んでいただけたらと思います。
【バビロン大富豪の教え】解説まとめ
本書を読んで一番重要だと感じたのが、黄金に愛される七つの道具の中の貯めたお金を働かせよです。日本ではあまり投資について、学ぶ機会がないので、中々投資に対する知識が足りていない気がしますが、この本を読んで投資をするマインドを築くことができました。
本の内容にもありましたが、知識があっても「動いた者とそうでない者」がいるように、行動しなければ何の意味もないので、私も今日から行動していきます。
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