チラシデザイン始めました!詳しくはここをクリック!

【要約】サードドア~精神的資産のふやし方~(著:アレックス・バナヤン)

今回はアレックス・バナヤンが書いた本「サードドア」のご紹介です。

 


 

アレックス・バナヤン(作家、スピーカー)1992年8月10日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。大学1年生の期末試験の前日、アメリカの有名なテレビ番組『プライス・イズ・ライト』に出場し、世界で屈指の成功者たちから「自分らしい人生の始め方」を学ぼうと旅に出る。19歳のとき、シリコンバレー史上最年少のベンチャーキャピタルとなる。また、アメリカの大手出版社クラウン・ブリッシャーズ史上、同社と契約した最年少の作家となる。『フォーブス』誌「30歳未満の30人」、『ビジネス・インサイダー』誌「30歳未満の最高にパワフルな人物」に選出。(東洋経済新報社WEBサイトより)

 

サードドアを一言で表すのであれば、自分らしい成功への抜け道」のことです。今やっていることが嫌でもないが、もっと自分らしい生き方をしたいと思っている方には必ず刺さる本となっています。

 

また本書は、「具体的にこのような行動をして下さい!」といった内容ではなく、著者自らの体験に基づいたエッセンスが書かれています。ですので、明確な答えが欲しい人には向いていませんが、本書を読んだ方が今後の人生においてプラスの方に働いてくれると思います!

 

【要約】サードドアの概要

サードドア 要約

人生、ビジネス、成功。どれもナイトクラブみたいなものだ。常に3つの入口が用意されている。(サードドアより)

 

この「サードドア」は、著者のアレックス・バナヤンが実際に経験したことに基づいて構成されている本です。フィクションの小説のような構成になっているので、自分が主人公であるかのように読めるのも本書の特徴です。

 

本の舞台はアメリカのロサンゼルス。アレックスは、南カルフォルニア大学に通う普通の大学生でした。

 

学校の勉強に中々力を注ぐことのできなかったアレックスは、ある日図書館へ向かいました。そこでたまたま見つけたビル・ゲイツやスティーヴン・スピルバーグ、レディー・ガガなどの”成功者の自伝”の本を読み漁り、ある疑問が脳裏に浮かびます。

 

「彼ら彼女らはいったいどうやって、登頂の第一歩を踏み出したのか?」

 

そして、さらにその答えが書いる本を探し、読み漁りましたが答えが見つからなかったことから、「いっそ自分で書くのはどうだ?」ということを思いつきます。

 

そのことがきっかけで、ビル・ゲイツやスティーヴン・スピルバーグ、レディー・ガガなどに直接インタビューする旅、「ミッション」が始まります。

 

学生でお金のなかったアレックスは、賞品の値段を当てるテレビ番組「プライス・イズ・ライト」に強引に出場し、見事商品をゲットしその商品を売り、ミッションの資金を手に入れます。

 

資金が手に入ったアレックスでしたが、当然ビル・ゲイツやスティーヴン・スピルバーグなどとは、つてもない状態。飛び込みで電話やメールなどして粘り強くチャレンジしていき、失敗を繰り返しながらも少しずつ人脈を作りながら、色々な著名人にインタビューを遂行していきます。

 

数年間のミッション(インタビュー)を通して、「彼ら彼女らはいったいどうやって登頂の第一歩を踏み出したのか?」という質問に対しての答えが得られるだけでなく、このミッションを遂行した経験(ミッションをするという強い情熱と常識にとらわれない思考で失敗を失敗とせず継続すること)が、「サードドア(成功への抜け道)」だったというお話です。

 

【要約】サードドアとは?

サードドア 要約

ビル・ゲイツが初めてソフトウェアを販売できたのも、スティーブン・スピルバーグがハリウッドで史上最年少の監督になれたのも、みんなサードドアをこじ開けたからなんだ(サードドアより)

 

サードドアとは、自分らしい成功への抜け道のことです。本書では人生には3つのドアがあると言います。

 

ファーストドア:正面入り口のこと。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。

 

セカンドドア:VIP専用の入り口のこと。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。

 

サードドア:いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドアがサードドア。行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に必ずある。

 

サードドアのコンセプトの根幹は、自分の可能性を追い求めることです。

 

本書では、自分が何者であるかは、自分が持っている能力ではなく、自分の選択(決断)によって決まるということが強く書かれています。自分が下した小さな決断によって、誰もが人生を大きく変えることができる、そして自分の可能性を信じ抜くことがサードドアを開く鍵(情熱を持って、失敗しても継続すること)なのです。

 

■サードドアの見つけ方

 

目標設定→情熱→思考→行動→失敗→絶望→行動と失敗の繰り返し→サードドア

 

アレックス・バナヤンのインタビュー内容

著者のアレックスが実際にインタビューして、特に私の心に響いたものをご紹介します。

 

ティム・フェリス(「週4時間だけ働く。」の著者)

・粘り強さ「粘り強くすることと迷惑をかけることは紙一重。だから礼儀正しく敬意を持つ必要がある。」

 

・信用を借りる「著名な組織や出版社と関わりを持つことで彼らの信用を借りる。」

 

チー・ルー(Yahoo!の検索技術の指導者)

・万全の準備「準備はバスみたいなもの。一台逃しても必ず次のバスが来る。でも準備しておかないと、飛び乗ることはできない。」

 

シュガー・レイ(ボクシング元世界チャンピオン)

・秘めた力「不可能な夢だなんて言わせておくな。ビジョンがあるなら、それを掲げろ。戦い抜くんだ。もちろんしんどい戦いにもなる。「無理だ」って言われることもある。でも貫き通せ。戦い続けろ。秘めた力を使うんだ。下敷きになった子供を救おうとして、母親が車を持ち上げるだろう。あの力だよ。」

 

エリオット・ビズノー(イベンター)

・チャンスをつかむ「冒険好きな者だけにチャンスは訪れる。」

・緊張に対する特効薬「考えすぎずにすぐに行動すること。コールドコール(飛び込み電話)であれば、友達に電話しているんだと自分に言い聞かせること。」

 

マヤ・アンジェロウ(動物行動学者)

・前に進む勇気「家族とか、知人とか、本で読んだ人を思い返すこと。私は人間。彼女も同じ人間。彼女はあらゆる困難を克服してきた。彼女は今も頑張っている。」

 

・不安への対処「私がしているのは簡単なことじゃないって、いつも自分に言い聞かせること。そしてこう信じる。自分のやりたいことを始めた人はいつかそれを使命と感じるようになると。」

 

・批判の対処「ものを書こうと思うなら、処刑されるつもりになって集中力を高めなければならない。”読みやすい本を書くには苦労が要る”」

 

・就職募集「経験者優遇の募集だった場合でも、自分のスキルや経験値を大きく見せること。できると信じること。たいていのことは入社してからでも学べる。」

 

ジェシカ・アルバ(数十億ドル規模の会社の創業者と主演女優)

・死と向き合う「人生がどれほどはかないものかが身に染みる。本当に大事なことは何だろうって。」

 

まとめ

本書で紹介されていたサードドア(自分らしい成功への抜け道)は決して簡単なものではありませんが、失敗したり、バカにされても決して諦めずに進んでいくことで、自分らしい成功を掴むことができることが記されています。

 

この記事が、あなたにとってのサードドアを探すきっかけになれば嬉しいです。

 


 


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です