【世界の教養】世界ってどんどん悪くなっている?世界を正しく見る方法

世界を正しく見る方法

普段、世界の現状について、「世界はいつまで経っても治安が良くならないね」「金持ちはより一層お金持ちになり、貧乏人は一層貧乏で貧困が増え続けている」などと勘違いをしている人が多いように思います。

 

その情報自体の捉え方をメディア側が間違って報道しているとしたら?
また、自分自身で間違って情報を捉えているとしたら?

 

そこで、今回ご紹介する本が「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」。そこに世界の正しい情報がデータに基づいて書かれています。

 

本書には、世界についての様々な内容が載っているので、世界各国を旅する前に読んでおくのがオススメかと思います。(もちろん既に色んな旅している人にもオススメです!)今回は、この本を中心に世界を正しく見る方法をご紹介します。
FACT FULNESS(ファクトフルネス)

著者:ハンス・ロスリング

ファクトフルネスとは

ファクトフルネスの定義は、「事実に基づいて考えること」です。
ではなぜ人は誤った世界の事実を認識しているのでしょうか?

 

それは人間の脳が先祖代々、少人数で狩猟や採集をするときに差し迫った危険から逃れるという本能がありました。それと唯一の有効な情報源だった、うわさ話やドラマチックな物語に耳を傾ける本能というものがあります。
その瞬時に何かを判断する本能と、ドラマチックな物語を求める本能が、現代人の「ドラマチックすぎる世界の見方」となり、多くの方が世界についての情報について、誤解を生んでいます。

世界は分断されているという思い込み「分断本能」

これは世界の国々や人々が「お金持ちグループ」と「貧乏グループ」に分断されているという思い込みがあるということです。それが分断本能です。

世界には4つの所得レベルがある

世界の人口は現在約70億人です。まず下記の図の人の記号のように、人口を10億人ずつに分けます。それをさらに、所得に応じて4つのレベルに分けます。所得の基準は、1日あたりの米ドル換算の所得です。

4つの所得レベル

この図を見ていただいたらわかるように、大半の人が真ん中の2つの所得レベルに所属していることがわかります。このレベルにいれば、生きていくために必要なものはほとんど揃うレベルです。低所得国でも、高所得層国でもない、中所得国の所に最も多くの人が住んでいることがわかります。その中で日本はもちろんレベル4です。なので、世界から見ると非常に恵まれている国だということがわかります。

所得レベル1

レベル1のスタートは1日1ドルから。例えば、水の調達は一家に一つしかないプラスチックのバケツを抱え、裸足で数時間かけて歩き、ぬかるみに溜まった泥水を汲んできます。生まれてこのかた、口にしたことがあるのはお粥だけという極度の貧困がレベル1です。世界では10億人の方がこのような暮らしをしています。

所得レベル2

1日の稼ぎは4倍の4ドルに。最低限生きていく以外にお金が使えます。たとえば、鶏を飼って卵を食べることもできます。少しお金を貯めれば、サンダルも買えます。自転車が手に入れば、以前は何時間も歩いて水を汲みに行っていたのが短時間で移動出来たりもできます。世界ではこうした生活をしている人が30億人います。

所得レベル3

仕事を掛け持ち、毎日休みなく16時間働いて、1日の収入が4倍の16ドルに。家に水道管を引き、水を汲みに行かなくてもいい生活になります。電力の供給の安定し、子供も毎日宿題ができるようになりました。冷蔵庫やバイクも購入し、便利になっていきます。世界ではこうした生活をしている人が20億人います。

所得レベル4

1日の収入が32ドルになり、もはや裕福な消費者に。学校には12年以上通い、旅行のときは飛行機に乗ります。月に1度は外食し、車を買うこともできます。蛇口からはお湯が出ます。世界ではこうした生活をしている人が10億人います。

世界の平均所得が一目でわかりやすく見れるサイトもあります。それが「Gapminder tools」です。下の図は、世界各国の2018年の平均所得と平均寿命を表しています。上に行くほど健康で下に行くほど不健康です。右に行くほどお金持ちで、左に行くほど貧しいということです。

Gapminder tools

世界の保険チャート

 

また、実際に世界の人々がどのような暮らしをしているのかが、写真でわかるサイトがあります。それが「ドル・ストリート」です。

ドル・ストリート

世界の家を比較

例えば、世界の家で比べてみても、収入によってだいぶその暮らしが違うのかがわかります。

世界はどんどん悪くなっているという思い込み[ネガティブ本能]

人は誰しも、物事をポジティブな面より、ネガティブな面に注目しやすいものです。世界についても「とんでもない勘違い」が生まれています。アンケートを取った結果、多くの方が「世界はどんどん悪くなっている」と勘違いしている結果が出てしまいました。でも実は。。。

極度の貧困率

極度の貧困率

引用:ファクトフルネス

1800年ごろは、人類の約85%が極度の貧困層でした。先ほど言っていたレベル1の所得のことです。しかし、1800年から一貫して減り続け、2017年にはなんと9%まで減少しているんです。

でも、なぜみなさんは世界はどんどん悪くなっているように思うかです。一つは、ネガティブなニュースの方が圧倒的に耳に入りやすいこと。二つ目は、良い出来事はニュースになりにくいということです。よく日本でも「物騒な世の中になってきたねー」みたいなことを言ったりしますが、日本でも犯罪件数が減っていっているデータも出ています。

ファクトフルネスの大まかなルール

本書では、そのほかにもざまざまなデータに基づいた世界の見方が紹介されているので、ぜひ一度旅する前にファクトフルネスを読んでみてください。世界のあらゆる事実が理解できます。

簡単にファクトフルネスの大まかなルールをご紹介しておきます。

  1. 分断本能を抑えるには・・・→大半の人がどこにいるのか探そう
  2. ネガティブ本能を抑えるには・・・→悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう
  3. 直線本能を抑えるには・・・直線もいつかは曲がることを知ろう
  4. 恐怖本能を抑えるには・・・リスクを計算しよう
  5. 過大視本能を抑えるには・・・数字を比較しよう
  6. パターン化本能を抑えるには・・・分類を疑おう
  7. 宿命本能を抑えるには・・・ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
  8. 単純化本能を抑えるには・・・ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
  9. 犯人捜し本能を抑えるには・・・誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
  10. 焦り本能を抑えるには・・・小さな一歩を重ねよう

世界を正しく見る方法まとめ

旅にしろ、ビジネスにしろ、世界のことを正しく見ることが凄く大切なことだと思います。その国の歴史を知ることも大事ですが、現状の世界の真実も知っておかないといけないことだと思います。

そんな世界を自分の目で、確かめてみてはいかがでしょうか。

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