南アジアにある貧困の国「バングラデシュ」。日本人にはあまり観光で馴染みがない国かもしれません。東アジアや東南アジアの旅行に慣れてきた方であれば、また違った雰囲気の旅ができる国だと思います。
そこで、今回はその「バングラデシュ」についての基本的な情報から観光スポットまでを、実際に行った経験も交えて、ご紹介していきたいと思います。
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バングラデシュ概要
国旗:緑地の中央やや左寄りに赤い円。緑の地は豊穣(ほうじょう)な大地、赤い円は昇る太陽と独立戦争で流された血を象徴しています。
正式国名:バングラデシュ人民共和国
首都:ダッカ(Dhaka)
面積:14万4000km2(日本の約4割。北海道の約1.7倍)
通貨:タカ(Taka)、補助通貨ポイシャ(100ポイシャが1タカ)
言語:公用語はベンガル語。英語が話せる人が多い。
人口:1億6100万人(世界第8位)
宗教:イスラム教89.7%、ヒンドゥー教9.2%、仏教0.7%、キリスト教0.3%(2001年国勢調査)
バングラデシュの特徴
人懐っこい
バングラデシュは旅人に会わない国です。実際にバングラデシュの首都ダッカに行った際も日本人はもちろん、外国人が観光している姿を一回も見ませんでした。その影響もあってか、人がめちゃめちゃ優しく人懐っこいです。渋滞の際にわざわざバングラデシュ人がリキシャを降りて、私とフェイスブックを交換しにきたこともありました(笑)

カメラを向ければポーズも取ってくれる
カオスな世界が体感できる
バングラデシュは、都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い国です。特に首都ダッカでは道路はリキシャやバイク、車が皆自由に行き交うので、毎日カオス状態です。
芸能人になったと勘違いするほどの質問攻めや写真撮影の依頼が殺到
初対面の人に対して、人見知りなど微塵も感じないほど様々な質問攻めにあいます。少し影で休憩していても誰かが必ずしゃべりかけてきます。実際に「バングラデシュに来るのは初めて?」、「いいカメラもってるね。もしかして、
バングラデシュのオススメ観光スポット
今回は、首都ダッカを中心にご紹介します。
オールド・ダッカ
ダッカ歩きの目玉といっても過言ではないのが、オールド・ダッカです。ムガル朝時代に発展したダッカ発祥の地です。大小多くのモスジットだけではなくキリスト教、ヒンドゥー寺院が見られます。

まさにカオスの町
グーグルマップで検索する際は「チョーク・バザール(Chawk Bazar)」で検索すれば、上の写真のような人口密度の高い場所に行けます。
ダッカ・ニュー・マーケット(ニウ・マーケット)
ダッカ大学の西、ミルプール通り沿いに、モスジッドを囲むようにして造られたマーケットです。衣料品から宝飾店、革製品、食料品までいろんなものが売られています。近くに歩道橋があり、バングラデシュの混沌とした絵が撮影できる場所でもあります。
ダケーシュワリー寺院(ダケシュワリ・モンディール)
12世紀ごろ、セーナ朝の時代に創建されたといわれているヒンドゥー寺院。現在の寺院は200年ほど前に建てられたもので、バングラデシュに暮らすヒンドゥー教の聖地でもあります。入場料は無料。(銃を持っている管理人らしき人がいるので、一瞬入りにくいですが話しかければ入れます。)
宮殿「アッシャン・モンジル(ピンク・パレス)」
ブリゴンガ川のほとりに建つ宮殿で、そのピンク色の外観から「ピンク・パレス」と呼ばれています。ダッカの領主だったナワブ家の住居として建てられたもので、1869年に完成。バングラデシュではデートスポットになっているそうです。入場料は100タカ。
ショドル・ガット
ブリゴンガ川に面した船着場。水運の都として栄えたダッカのにぎわいが感じられる場所です。船着場は入場料5タカ。川を遊覧する場合は、現地で交渉しましょう。
グーグルマップで「ショドル・ガッド」で検索しても出ないので、下記の地図を参考にしてください。
注意:遊覧ボートでは、高額の請求されたり、船頭が川の上で強盗に変貌するなどのトラブルもあるので、ひとりで乗るのはオススメできません!!
スター・モスジッド(タラ・モスジッド)
創建はムガル朝時代の18世紀で、何度か改修されて現在の姿になりました。モスジッド内外に施された美しい装飾タイルが特徴です。入場料は無料。
なぜかその一部に富士山の絵が描かれているんですが、これは日本から輸入されたものだとされています。

なぜか富士山のタイル画
バングラデシュの観光スポットまとめ
世界遺産や圧倒的な絶景などは少ないですが、バングラデシュはバングラデシュにしかないできない体験があります。距離で行っても、日本からそこまで離れていないので、一度旅行先の候補に入れてみてはいかがでしょうか?
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