少し前に友だちに声をかえて、大阪市民でも足を踏み入れない人が多い、大阪西成「あいりん地区」を散歩しました。私も大阪府出身ですが、一度も訪れたことがなく、西成のあいりん地区が「今どういった状況になっているのか知りたい」ということで訪れました。
タコ
うえにー
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大阪西成「あいりん地区」とは
あいりん地区は、大阪府大阪市西成区の北部にあり、駅で言えば、JRの「新今宮駅」が最寄りの駅です。その駅を少し南に進むとあいりん地区があります。
西成の近くには、天王寺動物園や串カツで有名な新世界が目と鼻の先にありますが、今やどこに行っても外国人だらけの日本ですが、さすがに西成には外国人がまったくいませんでした。(当然といえば当然ですが。
あいりん地区の特徴
たくさんのおじさんたち
まず西成に着いて驚いたのは、おじさんが至るところに座り込んでいることです。不思議とおじさんはたくさんいるのに対して、おばさんはあまりいないことに気づきました。なぜなんでしょうか?そして大体のおじさんがお酒を飲んでます!!さすが大阪一のディープスポットです。
自販機がとにかくユニーク
普通は110円ぐらいしそうな缶コーヒーがなんと50円です。まさに西成価格です!また普段ではお見かけしない飲み物も売られています。

西成の自動販売機は最安で50円でした
価格の表示が手書きの自販機もありました。「めんどくさいから、手書きでいったれ」って感じですね。

手書きは親しみが湧きます。
でかい紙パックの飲み物も自販機で売ってしまうという裏ワザです。夏は助かりますね。

紙パックの飲み物も自販機で。
もちろん西成あいりん地区ではお酒も充実しています。年齢確認はなしでお酒が買えます。

価格も少しリーズナブルでした。
あいりん地区は、宿がとにかく激安
旅館「かなめ」。三帖という狭さですが、一泊500円で宿泊できます。激安ですね。

一泊500円の旅宿「かなめ」
西成の三角公園で無料「炊き出し」
大阪アメ村の三角公園は有名ですが、西成あいりん地区にも三角公園があります。その三角公園にたくさんの方が食べ物の配給で並んでいました。日本は非常に恵まれた国ですが、このようなに満足いく生活が出来ていない方がいて、日々頑張って暮らしていることを知っておくと、自分も日々を全力で生きていかなければいけないことを改めて痛感します。

三角公園で食糧を配給中
大阪名物「スーパー玉出」の商品が激安
あいりん地区の近くには、有名な激安スーパー玉出もあります。一般的なスーパーと価格で比べると玉出の方が半額ぐらい安い感覚で、惣菜やお肉、コロッケなどいろんな品々が売られていました。パッケージのシールがビールだったり、言葉の表現が「めっちゃうまい」とかは玉出っぽい感じですね。

スパゲティもこのボリュームで100円は破格

豚バラも激安

コロッケがなんと2個で50円!
日本一ディープで危険?大阪西成(あいりん地区)を散歩してみたまとめ
行ってみて率直な感想は、ここは大阪でも特別雰囲気がすごい違ったところでした。タイミングにもよるかもしれませんが、変に絡まれたりすることもなかったので、噂だけの「ただ危ないところ」というのも少し違うかなと感じました。
ここにきて一番印象に残ったのは、無料配布の炊き出しに並んでいた行列の多さです。その日のご飯が食べれなくて困っている人がたくさんいるということでした。私は海外旅行もよく行くので、同じような光景を何度か見ていますが、このような現状を日本で見るとやはり「自分は」本当に恵まれているということを再認識します。
毎日当たり前に会社に行くこと、日々勉強できること、おいしいご飯がだべれること、あったかいお湯でシャワーを浴びれること。その一つ一つの当たり前が当たり前ではないということを感じながら、何事にもあきらめずに、全力で頑張っていければと思いました。
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