今回はスポットカラーの特色について、ご紹介します。
特色とは?
特色(とくしょく)とは、CMYK(プロセスカラー)では再現できない色を表現するために調合されたインキのことです。単色インキのことで、スポットカラーとも呼ばれています。
CMKYについては下記を参照ください↓

例えば、「金」や「銀」、蛍光色(けいこうしょく)、メタリックカラー、パステルカラーといった色を特色と呼んでいます。
MEMO
特色は主に主要メーカー2社の製品が使用されています。日本の化学工業メーカーのDIC(ディック)社と、アメリカのニュージャージー州のPANTON(パントン)社。どちらも世界共通なので、どこの印刷所を利用しても同じ色味が再現できる優れものです。
あと、データを入稿するときにも注意が必要です。特色に設定されていると、印刷ができないこと(オンデマンド印刷では特色印刷はできない)やコストが上がる可能性もあるので、Adobeのアプリケーションソフト「illustrator」で、特色になっていないか確認しましょう。
illustratorのメニューバーでウインドウをクリックし、スウォッチを見てみましょう。
上記では一色が特色になってしまっています。
色の右下に「点」が入っていると、特色になっているサインです。特色になっている場合は、特色カラーをダブルクリックし、スウォッチオプションのカラータイプをプロセスカラーに変更すれば、大丈夫です。
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