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【書評】「幸福の資本論」から読み解く!現代社会の幸福とは?(著:橘玲)

ふと生活をしていると、「現代社会において、どのような状態になると幸福になるのか?」という疑問が頭の中に浮かんできました。

 

  • 有名な人になること?
  • お金持ちになること?
  • 安定した公務員として働くこと?

 

そんな様々な疑問に対して答えてくれるのが、書籍「幸福の資本論」です。

 


 

本書では大前提として、

 

今の時代の日本に生まれたということが最大の幸運である

 

と声高に書かれています。

 

世界を見れば、未だに戦争や内戦を行っている国があり、そのことで難民になっている方も大勢います。

 

でもそんな中、日本は非常に治安もよく、現在でも世界第3位の経済大国ですので、諸外国に比べ、人生の選択肢は無数にあります。そのような現在社会で幸福になるためには、「自分がどのように人生を歩んでいくのか」ということを、自らで設計する必要があります。

 

 

幸福の条件とは?

幸福になるためには3つの条件が存在します。

 

  • 自由=金融資産
  • 自己実現=人的資本
  • 共同体(絆)=社会資本

 

本書では、

 

資本=「富を生み出す力」のこと

 

資産=「富を生み出す方法」のこと

 

を指します。

 

「1,000円」という富を生み出す資本で「本」を買い、富を生み出す可能性のある「知識」を身につけることに例えるとわかりやすいかと思います。

 

幸福になるための条件を一つ一つ見ていくと、

 

①自由=金融資産

金融資産は、財産。これは現金や株式、不動産などがこれに該当します。

 

②自己実現=人的資本

人的資産は、働いてお金を稼ぐこと。自分自身の労働力を使って、給料や報酬を得ることを指します。

 

③共同体(絆)=社会資本

社会資本は、家族や友達のネットワーク。家族や友達との関わりによって得られる「愛情」や「友情」のことを指します。

 

幸福の3つのインフラ

幸福の3つのインフラ:図は幸福の資本論を参考に作成

 

要は、上記のバランスがどのようにとれているかが、大切になってきます。

 

人生の8つのパターン

本書では、人生には主に8つのパターンが存在するといいます。

 

プア充

幸福の資本論:プア充

図は幸福の資本論を参考に作成

 

プア充とは貧困ラインを大きく下回る年収100~150万円の地方の若者たちのこと。

しかし、プア充は友達のネットワークがあるため、社会資本があるパターンです。

 

貧困

幸福の資本論:貧困

図は幸福の資本論を参考に作成

 

プア充が友達から仲間はずれにされればたちまち貧困になります。唯一持っていた社会資本すらない状態です。

 

リア充

幸福の資本論::リア充

図は幸福の資本論を参考に作成

 

リア充とは、一流企業に勤めていたり、友達や恋人がいたりして、ネットだけでなくリアル(現実)も充実している若者のこと。金融資産こそ持っていませんが、人的資本と社会資本を持つ状態です。

 

超充

幸福の資本論:超充

図は幸福の資本論を参考に作成

 

超充とは、金融資産、人的資本、社会資本のすべてを誰もがうらやむような水準を満たしている状態の人のことです。

 

お金持ち

幸福の資本論:お金持ち

図は幸福の資本論を参考に作成

その名の通り、お金を持っていてお金を稼ぐ能力もあるが、友達がいないタイプの人のことです。

 

旦那

幸福の資本論:旦那

図は幸福の資本論を参考に作成

 

旦那のように気前よく財産を振る舞う、要は若い時に多くのお金を稼ぎ、リタイアした後に資産を社会に還元し、みんなに慕われるタイプの人です。

 

退職者

幸福の資本論:退職者

図は幸福の資本論を参考に作成

 

退職者は、独身のまま定年まで会社で働いて引退したのち、年金暮らしをしている人です。金融資産の大半を年金というかたちでアウトソースしています。

 

ソロ充

幸福の資本論:ソロ充

図は幸福の資本論を参考に作成

ソロ充とは、お金を稼ぐ力はあるが結婚や子供をつくらず、稼いだお金を趣味に使う人です。また駆け出しの自営業者もここに該当します。

 

ちなみに、自分をその図に例えると・・・

※自己分析した図

非常に微妙な感じですね。笑 もう少し貯蓄を頑張ります!

 

ここまでをまとめると「金融資産」「人的資本」「社会資本」を、どれだけ持っているかが、幸福になるための鍵になります。(全てMaxが理想ですが・・・笑)

 

どれか一つだけしか持っていない人は、何かのきっかけでそれを失うことで一気に貧困や孤独に陥ってしまうリスクが高まります。

 

そのようにならないためにも、日ごろからいずれかの資本(資産)を積み上げるリスクヘッジが必要に思います。

 

まとめ

これまで幸福になるための条件や人生パターンについて解説してきましたが、一番考えていかないといけないことは「働き方」だと私は思います。

 

特に目的がなくサラリーマンとして働いている状態が、幸でも不幸でもない状態をつくるのではないかと思います。

 

私もその典型ではありますが、現状はサラリーマンとして働いていたとしても、今この瞬間にも個人個人で未来に向けてやれることは必ずあると信じています。

 

幸福のものさしは、ひとそれぞれ違うものですが、これを読んでいただいたことがきっかけになり、あなたのそれぞれの資本(資産)が少しでも向上することを願っています。

 

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