今回は「夢をかなえるゾウ2」の読書感想です。本書では、人が成功するためにはどのような心構えをすればいいのかを小説で分かりやすく書いた「自己啓発小説」です。
うえにー

水野敬也 (著)
夢をかなえるゾウ2のあらすじ
今回は、全く売れずに何年もくすぶっているお笑い芸人が主人公です。そんな万年売れない芸人の所に、ある日の突然「ガネーシャ」が降臨します。しかも今回は、「貧乏神(名前:金無幸子)」まで憑りついてしまいます。さらにガネーシャの友達「釈迦」までも絡んできますが、芸人として成功するために、そんな3人から主人公に対して課題を出してくれます。
ガネーシャの課題
ガネーシャの課題①:図書館に行く
仕事、お金、人間関係、人の悩みはいつの時代も同じ。本は何億もの人間が悩みを解決するためにずっと昔から作られてきたもの。
ガネーシャの課題②:人の意見を聞いて直す
才能がないなら、お客さんの意見を聞いて、直して直して直して直しまくること。そしたら、必ず天才を超える日が来る。
ガネーシャの課題③:締め切りをつくる
人間は追い込まれると思いもよらない力を発揮するもの。
ガネーシャの課題④:失敗を笑い話にして人に話す
失敗したこと、恥ずかしいことを笑に変えて話す。そしたら、人目を恐れずにいろんなことに挑戦できるし、自由に生きることができる。
ガネーシャの課題⑤:優先順位の一位を決める
人生で何を大事にするかは人それぞれ。
ガネーシャの課題⑥:やりたいことをやる
自分の知らない場所は、思いもよらん経験をさせてくれる。つまり、そこは一番成長できる場所。だから憧れる場所に飛び込み、たくさん経験をして成長した人間が、自分にとって一番向いていることを見つけた時、自分やお客さんにとって最高の状態を生み出すことができる。
貧乏神「金無幸子」の課題
金無幸子の課題①:楽しみをあとに取っておく訓練をする
目の前の誘惑を我慢できない人というのは「楽しみは、あとに取っておいた方が大きくなる」という経験をしたことが無い人。
金無幸子の課題②:プレゼントする
プレゼントをして相手を喜ばせる経験をすれば「自分以外の誰かを喜ばせることは楽しい」と感じれるようになる。
金無幸子の課題③:他の人が気づいていない長所をホメる
他人が気づいていない長所をホメること。そういうホメ方をされてうれしくない人はいません。
金無幸子の課題④:店員を喜ばせる
お金を払って食べ物を買ったとしても、店員さんに「ありがとう」や「おいしかったです」とか声をかけれる人は、相手を喜ばせています。
金無幸子の課題⑤:自分が困っているときに、困っている人を助ける
他人に対して「お金が無くても大丈夫だよ」と言ってあげることで、同時に自分の中にある「お金がないと困る」という不安も消すことができる。
金無幸子の課題⑥:欲しいものを口に出す
自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。いい人でいられなくなります。しかしそうやってぶつかることでお互いが喜べる道を見つけていくこと。それが成功するための秘訣です。
金無幸子の課題⑦:日常に楽しさを見出す
お金で買える喜びはすべてーー素敵な服も、おいしい料理も、優雅な部屋も他人がつくったものです。でもどんなにつらい状況でも、楽しもうとする気持ちさえあれば人は自らの手で喜びを作り出すことができます。お金がなくても、人は幸せになることができるんです。
釈迦の課題
釈迦の課題①:自分と同じ苦しみを持つ人を想像する
なぜ職を失うことが苦しいのか。それは「自分だけが苦しんでいる」と考えるから。職を持っていてもいつか収入を失うかもしれないと怯えて苦しんでいる。苦しみを持たない人間はいない。
まとめ:続)夢をかなえるゾウから学ぶ!夢を現実にする方法
本書を読んで思ったことは、大きな夢を持っていても他人が望んでいないことを頑なに続けることもダメだし、夢を持たずに生きることも結局ダメで、人生の後悔につながると感じました。もし、大きな夢があるのであれば、もっと自分の意識を変えないといけないし、やりたいことや夢がないのであれば、もっと色んなことにチャレンジして経験するべきだと思います。
夢を現実にするには一言でいえば「やるかあきらめるか」だけなので、何かと生き方について悩んでいる方に対して、この記事が参考になれば幸いです。
コメントを残す